このサイトは、SLE(全身性エリテマトーデス)
の患者さんに向けた情報サイトです

ありのままの患者さんの声

ありのままの
患者さんの声

  1. SmiLE.jp TOP
  2. 患者さんへのメッセージ
  3. ありのままの患者さんの声(えりこさん)

# 30代

# 主婦・主夫

えりこさんの声

「聞いて聞いてってなんでも話しちゃいます」たくみなコミュニケーションで周囲の理解や協力を得て、全身性エリテマトーデス(SLE)とうまく付き合っているえりこさん。どんなコミュニケーションで子育てや仕事を乗り切っているのでしょうか?

※症状の進行は患者さん個々に応じて異なります

ずっとだるかったのに、
診断がつきませんでした

30歳の頃に自己免疫性溶血性貧血を発症しました。治療をして先生からも「数値はよくて問題ないよ」って言われていたのに、ずっと体がだるくて動けなくて、なんでだろうと思っていました。
当時は育児もしていたので、それもあるのかなと思いながら、2年ぐらいしんどい状態が続いていました。SLEと診断されたときは、「やっと診断がついて、治療が始まるんだ」とほっとしました。

ずっとだるかったのに、診断がつきませんでした ずっとだるかったのに、診断がつきませんでした

# 診断

# だるさ

育児は工夫しながら頑張っています

しんどいときのモチベーションはやっぱり家族です。「子どものために頑張らないと」と奮起します。
子どもの送り迎えやご飯などは全部私が担当するので、自分が元気じゃないと子どもにも影響してしまいます。なんとか元気でいようと自己管理して、最低限普通でいられる状態にしようという思いが強いです。
一番大変だなと思うのは、子どもは私の体調に関係なく元気なので、しんどくて休みたいときも「遊ぼ遊ぼ」と言ってくることです。なので、私の病気について理解できないくらい幼い頃から、「しんどいからちょっと待っててね」という風に声はかけていました。保育園に通うようになってから、少しずつ理解してくれるようになり、待っていてくれるようになったので助かっています。
子どもに待ってもらうための別の工夫としては、まだ時計が読めないので、子ども用の時計を準備して、子どもが好きな車や食べもののシールを数字のところに貼って、「ブルドーザーからハンバーガーまでちょっと待って」という風に話しています。すると子どもも「わかった」と言って一人で遊んでくれます。

育児は工夫しながら頑張っています
育児は工夫しながら頑張っています

# 生活

# だるさ

# 私が考えるSLEとの付き合い方

家族には「聞いて聞いて!」って感じで
病気について話しています

家族で出かけるときは、家族が「大丈夫?しんどくない?」とか「休憩しようか?」と気遣ってくれて、すごくありがたいなと感じます。私はしんどくても自分から言えるタイプじゃないので、聞いてくれると本当に助かります。
また、薬を飲んでいても夜は疲れてしまうときがあり、そういうときは主人が洗い物や子どもの寝かしつけをしてくれて助かっています。

家族で出かけるときは、家族が「大丈夫?しんどくない?」とか「休憩しようか?」と気遣ってくれて、すごくありがたいなと感じます。私はしんどくても自分から言えるタイプじゃないので、聞いてくれると本当に助かります。
また、薬を飲んでいても夜は疲れてしまうときがあり、そういうときは主人が洗い物や子どもの寝かしつけをしてくれて助かっています。
子どもの面倒を見てもらわないといけないときもあるので、主人や両方の親など身内には私の状況をある程度知っといてもらった方がいいと思い、外来日に診察内容を共有しています。自分も整理したいと思っているので、もう「聞いて聞いて!」って感じで話すようになりました。

家族には「聞いて聞いて!」って感じで病気について話しています 家族には「聞いて聞いて!」って感じで病気について話しています

# 生活

# だるさ

# 周囲との関係

職場の人には恵まれています

職場でも、面接のときに「こういう病気があって、突然休ませてもらうことがあるかもしれない」と話したら、「大丈夫です」ということで採用していただきました。一緒の時間帯に入る方にも病気のことを伝えたら「お互い様だから。いいよ、いいよ」って言ってくれたり、突然お休みさせていただくときも「お大事にね」と連絡をいただいたり、本当にありがたいです。幸いにも職場の人に恵まれ、とても助かっています。

職場の人には恵まれています
職場の人には恵まれています

# 生活

# 周囲との関係

周りに病気のことを知ってもらった方が、
自分も楽だと思います

病気のことを言わずにいると、こっちにも不利なことが多いように感じます。
例えばパートで体調を崩したときに「実はこうだったんです」って後から言っても、「あ、そうなの」って受け止められるだろうし、シフトの調整を急にしなければいけなくなります。であればいっそ最初に病気のことを伝えておいて、私も気が楽な状態で皆さんと関われたらと思います。突然休まなくてはならなくなったときも、対処してくれる人がいた方が安心できるので、私の場合は広く知ってもらっていた方が自分も周りも楽なのかなと思っています。
 病気を伝えるときは、「実は病気を持ってるんです」というところから始めます。病名も一応言うのですが、みんな知らないので「免疫の異常で、ちょっとしたことで体調を崩しやすいです」だとか「定期的に病院に通って薬も飲んでいます」と説明しています。
伝えるときは、あまりしんみりしないようにしています。「えっそんなにすごい大変なの?」って思われると、気を遣わせすぎてしまうと思うので、「普段過ごしている中では問題ないので」といった感じで暗くならないように、普通の話の流れで話します。

周りに病気のことを知ってもらった方が、自分も楽だと思います
周りに病気のことを知ってもらった方が、自分も楽だと思います

# 生活

# 周囲との関係

# 私が考えるSLEとの付き合い方

体調記録をつけていて、
本当によかったなと思います

自分の体調を知るために、手帳に一口メモを書いたり、「今日はよかった」「今日はなんとなくよくないな」「今日は完全にダメだった」がわかる自分だけの印のようなものを使って体調を記録しています。そうすると後で振り返ったときに「そういえば、この日はこれをしたからちょっとダメだったのかな?」といった気づきにつながります。1年も経つと忘れてしまいますが、記録を見返すことで、「去年こうだったから今年も気をつけないとな」とすぐにわかります。自己管理ができると自分も楽ですし、「周りの人に迷惑かけないでいられるかな?」とすごく心配していたので、体調記録をつけていて、本当によかったなと思います。

自分の体調を知るために、手帳に一口メモを書いたり、「今日はよかった」「今日はなんとなくよくないな」「今日は完全にダメだった」がわかる自分だけの印のようなものを使って体調を記録しています。そうすると後で振り返ったときに「そういえば、この日はこれをしたからちょっとダメだったのかな?」といった気づきにつながります。1年も経つと忘れてしまいますが、記録を見返すことで、「去年こうだったから今年も気をつけないとな」とすぐにわかります。自己管理ができると自分も楽ですし、「周りの人に迷惑かけないでいられるかな?」とすごく心配していたので、体調記録をつけていて、本当によかったなと思います。
体調を書き留めるのが面倒くさいなら、〇△×だけでも思い出せると思いますし、「季節の変わり目注意」といったような一言があれば、よりわかりやすいと思っています。簡単なので本当におすすめです。

体調記録をつけていて、本当によかったなと思います 体調記録をつけていて、本当によかったなと思います

# 生活

# 私が考えるSLEとの付き合い方

医師には、関係ないと思うことでも
なんでも話します

私は先生にも恵まれていて、すごくいい関係だと思います。女性の先生だからというのもあるのかもしれませんが、家であったこともいろいろ話しますし、病気のことはもちろん、「これは関係ないかもしれないんですけど…」と前提を置きながら「こういうことがあって」という話もしています。病気に関してはやっぱり先生の方が知っていますし、いろんな患者さんを診られてきたので、相談することで解決の糸口が見つかればいいなと思っています。なんでも話した方が自分も楽になりますし、新たな気づきもあるかもしれないので、病気と関係ないかもしれなくても、なんでも話すのが一番いいかなと思います。 

医師には、関係ないと思うことでもなんでも話します
医師には、関係ないと思うことでもなんでも話します

# 医師とのコミュニケーション

# 私が考えるSLEとの付き合い方

気兼ねなく旅行に行きたいです

旅行に行きたいなと思います。今も行ってはいますが、この病気になってからは行き先を決めるときに「この先生がいるところ」「診てくれる病院があるところ」などを前提に選んだり、結局日帰りになることが多いので、本当は泊まりで気兼ねなくのんびり旅行したいです。
あとは、こうやって自分の経験を共有することで、他の患者さんの気づきになったり、なにかを感じてもらえればいいなと思うので、そういう機会があれば参加したり、積極的に発信したいなと思います。

気兼ねなく旅行に行きたいです 気兼ねなく旅行に行きたいです

# 生活

# 私が考えるSLEとの付き合い方

LINEで友だち
追加する
Page Top