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疾患活動性

SLEと診断されると、疾患活動性や重症度を含む病気の状態の診断が行われ、治療方針が決められます。疾患活動性とは、病気の勢いの程度をあらわします。SLEの活動性は主に炎症によるもので、活動性が高い「活動期」には炎症反応が多くみられ、反対に活動性が低い「非活動期」には炎症反応は少なくなります。

SLE患者さんは、長い経過の中で、活動期や非活動期をくり返します。落ち着いていた症状が再び悪化することを「再燃(フレア)」といい、再燃をくり返すことで臓器障害のリスクが高まります。そして症状がほとんどない状態を「寛解」といいます。

治療の目標

現在、SLEの治療においては「明確な目標を定め、これをめざして治療を進める」という考え方が普及しつつあります。

SLEの治療の目標は、薬の副作用に配慮しつつ、疾患活動性を抑え、合併症を防ぐことで、その結果「長期生存」、「臓器障害の予防」、「健康関連QOLの向上」の3つを実現することです。そのためSLEの治療は寛解をめざします。寛解を達成し、その状態を保つことができると、臓器障害や再燃の予防などにもつながります。

寛解を達成することが難しい場合、「低疾患活動性」をめざします。疾患の活動性が低い状態を達成・維持することで、臓器障害やSLEの再燃を抑制できるとされています。

【参考文献】

橋本博史:全身性エリテマトーデス臨床マニュアル第3版. 日本医事新報社. 2017.
van Vollenhoven RF, et al. Ann Rheum Dis 2014;73:958-996.
田村直人:日本内科学会雑誌 2014;103:2465-2472.
Ugarte-Gil MF, et al. Ann Rheum Dis 2015;74:1019-1023.

【監修】

北海道大学大学院医学院・医学研究院 免疫・代謝内科学教室 教授 渥美 達也先生

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