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SLEとの上手な付き合い方

日常生活における注意点

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日光(紫外線)対策

直射日光(紫外線)によってSLEの症状が悪化する場合、「外出する時にどの程度皮膚を露出しているか」と「日光過敏症があるかどうか」が大きく関わってきます。日光過敏症がなければ、通常は日焼け止めクリームなしで10~15分ほどの外出は可能です。日光過敏症があればできるだけ紫外線を避けるようにしましょう。

また、日光過敏症かどうかに関わらず、たとえ日陰でも長時間屋外で過ごすことも避けましょう。雪や砂、水などによる日光の反射もSLE患者さんに悪い影響があるため、海岸やプールサイド、スキー場といった場所も気を付けましょう。

紫外線を避けるためには、「肌をできるだけ露出させない」「肌に合った日焼け止めクリームを塗る」「つばの広い帽子をかぶったり、日傘を使う」など、日常生活で注意と工夫が必要です。

感染症対策

SLE患者さんは、小さな傷やけがからも感染症を起こしやすく重症化しやすいため、日ごろから注意して予防しましょう。

感染症予防の具体例

うがい・手洗い

風邪などの一般的な感染症対策と同じく、外出先から帰宅したら、うがいと手洗いをしましょう。

予防接種

SLEの寛解期で、ステロイドも維持量(症状の安定を保つために必要最小の量)の服用である場合は、インフルエンザや肺炎球菌、B型肝炎などに対する不活化ワクチン(毒性や感染力をなくした細菌・ウイルスで作るワクチン)やトキソイド(細菌の毒素を取り出して作るワクチン)の一部は接種が可能です。しかし、ステロイド剤や免疫抑制剤などで治療中の場合は、生ワクチン(毒性や感染力を弱めた細菌・ウイルスから作るワクチン)の接種ができません。接種を希望する場合は、医師に相談してください。

口の中を清潔に保つ

口の中には約300~400種類の細菌がおり、全身に悪い影響をおよぼす場合もあります。これらの菌は、免疫力が低下した状態では増殖し、感染症を起こす可能性があるため、歯磨きやうがいで口腔内を清潔に保つことが大切です。

疲れやストレスをケアする

疲れやストレスは免疫力を低下させ、感染症を起こしやすくさせます。十分な休息や睡眠、バランスの良い食事などを心がけ、規則正しい生活を送りましょう。特に疲れが激しい場合には、外出や仕事、学校へ行くことなどを休むよう検討しましょう。

外出時はマスクを着用し、人ごみを避ける

感染症対策として、外出時はマスクを着用し、人ごみや換気の悪い場所は避けましょう。

症状があらわれた時はすぐに受診する

発熱やせき、のどの痛みなど、感染症の疑いがある症状があらわれた場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。SLE患者さんは症状が悪化しやすいため、自己判断をせずにすみやかに受診するようにしましょう。

がん検診の受診

SLE患者さんはがんの発症リスクが高いことが、さまざまな研究で示唆されています。そのため、SLE患者さんはがん検診を定期的に受けることが推奨されています1)

  • 1)
    厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業 自己免疫疾患に関する調査研究(自己免疫班) 日本リウマチ学会.全身性エリテマトーデス診療ガイドライン 2019.南山堂. 2019.

【参考文献】

橋本博史:全身性エリテマトーデス臨床マニュアル第3版. 日本医事新報社. 2017.
廣畑直子, ほか:日大医学雑誌 2014;73:211-218.

【監修】

北海道大学大学院医学院・医学研究院 免疫・代謝内科学教室 教授 渥美 達也先生

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